”大好き”をありがとう
タイトルにもつけた、”大好き”をありがとう、から。
私が関ジャニ∞を知ったのは、数年前。
それまではアイドルはおろか、芸能人にもさほど興味はなく。
もちろん、カッコいいな~とか可愛いな~とかその程度。
そんな私が、がっつりファンになってしまったのは、お友達のおかげ。
職場で出会ったお友達が、"コンサート観ない?"と声を掛けて下さいました。
正直、どんなコンサートにも行ったことがない私としては、よく知らないアイドルのコンサートに連れていかれても…と。
一緒に”わーきゃー”できないし、と。
そう言えば、確か同じ頃に同じ方から嵐のコンサートにも誘われましたが、それはお断りしました。
理由はやっぱり、"わーきゃー”できないから。
以前出会ったTOKIOさんキンキさんのファンの方が、コンサート前の事前準備をされているのを見て、その気合の入れように同じ土俵に上がるのは失礼なぐらいだと感じました。はい。
…私が今、エイトのファンだと知ったら驚くに違いない。
さて、そんな風に興味がなかったコンサートですが、結局行くことになりました。
誘ってくださった方との関係が、当時はまだ"職場の同僚"というだけでしたので、あまり邪険に断るのも…ということでお付き合いとして観に行くことにしたのです。
予習として、カウントダウンのDVDを渡されたり、CDを渡されたり。
行ったことのない私としては、そもそも予習の意味が分からない。
ですが、借りた以上は観なくては。
カウントダウンDVDで、心に残ったのは”ミセテクレ”
"ゴリゴリ"も好きでした。
それから”マーメイド”
マーメイドに関しては、当時は”好き”というよりも、なんだかよく分からないけれど気になる…そんな感じでした。
CDは、当日の会場に行く前に、何度も何度も聴きました。
好きだったのは…”モノグラム”と”泣かないで僕のミュージック”
まさに付け焼刃状態で、いよいよコンサート。
もっとも私が不安だったのは、東京ドームの広いけれど閉鎖した空間で酔わないか、ということ。結構、酔いやすい体質なんです。
案の定、MCの時は辛かった。
これ、今となっては信じられない話なんですが、関西弁が分からなかったこともあり、彼らに対して愛情も知識も足りなかった当時の私は楽しむ余裕がなく、閉鎖された空間の籠った空気に少し苦しんでおりました。
でも、音楽が流れている時は平気。
もともと歌が好き。特定の贔屓のアーティストさんとかはいなくても、歌は好きだったので、歌が聴ける時は平気で、ちゃんと聴き取れないながらも楽しみました。
ドームは反響しますから、歌を知らないで行くと、反響した部分を脳で補うことができないんです。私の耳が悪い可能性が高いですけれど。
そんなこんなで、コンサートが終わって。
全体的な感想は、”楽しかった~、良かった~”でした。
誘ってもらって本当に良かったなぁ…と。
でも、だからと言ってすぐにファンになったわけではなく。
とりあえず興味が出てきたので、彼らを気に掛けるようになり。
せっかくだから”ジャニーズのカウントダウン”でも観ようかと。
それまでは、お正月にそんな放送をしていることさえ知りませんでした。
で、いや~、まんまとやられました。
お寿司チームに落ちました。
あの瞬間に、私はファンになりました。
卵焼きの笑顔と、醤油の抜群の動き。
ホント、堪りませんでした。
そこからはもう~ずるずると。
卵焼きの笑顔に落ちたメンクイの私ですが、お友達からDVDを借り繰り返し彼らを観賞し、最後に辿りついたのは…
"ちっさいおっさん"
確かに、卵焼きくんはカッコいい。
いや…正直、私はカッコいい卵焼きくんよりも、可愛い卵焼きくんが好き。
卵焼きの笑顔に落ちたのだって、あの可愛さにやられたからだ!!
つっこんでいる時よりも、つっこんだ後に思わず笑っちゃう卵焼きくんが好き。
だが、しかし。
DVDで歌う渋谷さんの姿を観て。
長い髪を掻き上げる横顔を見て。
ちっさいおっさんのファンになりました。
ワイルドなビブラート…大好き!!
そんな風にしてずるずると彼らに落ちた私。
もがいてもあがいても、彼らを知らなかった頃には戻れない。
正常な思考はもうない。
メンバーの大半が三十路を越えたアイドルを、”可愛い、可愛い”とあほのように見続けることだろう。
あばたもえくぼ、とはまさにこのこと。
恐ろしい。
アイドルって恐ろしい。
それでも、大げさな話、後悔はしていない。
自分があほだな~とは感じるけれど、"大好き"だと感じる気持ちは幸せだ。
しかも、恋愛とは違うから、負荷は一切かからない。
ただただ、大好きだと。
ただただ、愛でればいい。
実に楽で幸せな感情です。
こんな大好きを今まで知らなかった私は、人生損をしていたと思う。
そんなわけで、私は言いたい。
"大好き"をありがとう、と。
そして、何よりも。
私にエイトさんを教えてくれた、あの人にありがとう。
私は勝手にお友達と書きましたけど、私にとって、もうただの同僚ではありません。
それはエイトさんを教えてくれたから、とかではなくて。
ただの同僚では知ることのできなかった、その人の一面を知って。
温かくて、優しくて、そして繊細で。
とても大好きです。
エイトさんが居たから、彼女を知って。
彼女を知ったから、エイトさんを知って。
もうとにかく。
私の世界を少しでも広げてくれた"大好き"に。
ありがとう。
そう思うんです。